海苔発祥の地、大森の海苔養殖者は、
昭和37年、東京オリンピックのインフラ整備
(モノレール建設)の為に漁業権を放棄しました。
しかし平成19年12月、約半世紀ぶりに
「 大森ふるさと浜辺公園 」に、
海苔ヒビが帰ってきました。
児童の教育を目的に、大田区が行う事業です。
(平成20年4月6日に海苔網は撤去されました。)
写真
平成19年12月7日、支柱建てが行われました。
写真
平成19年12月17日、
海苔網が張られました。
多摩川河口から採取してきた天然
アサクサノリ
の芽が付いた網です。
アサクサノリは環境省によって
絶滅危惧種に指定された植物です。
右の写真は多摩川のアシに着床した
天然アサクサノリ自生の様子です。
地の種を使い、地の海で育てます。
約半世紀ぶりの、
「本場大森・浅草海苔」の復活です。
アサクサノリ
摘採会議
平成19年12月20日、
第1回摘採会議が開かれました。
大森の浜が気に入ったようで、
驚異的な成長をしている事が報告されました。
13名の元生産者さん達は、明朝に手を入れ(初摘採)、
初回の海苔抄きは大森海苔会館で、
2回目は中冨小学校で行う事が決定されました。

地のアサクサノリを大森の浜で育て、
大森の元生産者が仕上げます。 
「本場大森・浅草海苔」の復活です。
写真
浜からでも網に海苔が育っている事が分かります。
海苔の摘採
平成19年12月21日午前9時より摘採が始まりました。
45年前と全く同様に手で摘みました。
大森の古老達の実力に驚愕しました
アサクサノリ
これが大森の浜で育ったアサクサノリです。
次回の摘採は地元小学校の体験学習と、
タイミングを合わせて行う予定になっています。
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