熨 斗
( のし ) |
方形の色紙を細長く、 上が広く下の狭い六角形に折り畳み、
その中に鮑熨斗(下段参照)を小さく切って張り、
贈り物に添える物。 |
鮑 熨 斗
(あわびのし) |
アワビ(鮑)の肉を薄く長く剥ぎ、 引き伸ばして乾かした物。
本来は儀式用の肴に用いた後に、 永続の意に寓(ぐう)して、
祝意を表す為に進物に添える様になった。 |
掛 紙
(かけがみ) |
進物の上包みに用いる紙。
多くは熨斗、 水引などの形を印刷した紙。 |
水 引
(みずひき) |
進物用の包紙などに用いる紙糸。
細いコヨリに水糊を引いて乾し固めた物を意味する。
色や結び方で、祝儀、不祝儀の区別がある。
もっと詳しく! |
水引の由来 |
飛鳥時代(607年)遣随使、小野妹子 が帰朝した際、
随の答礼使からの贈り物に、航海の無事を祈って、
紅白の麻紐 が結ばれていた事が始まりとされる。 |
年 賀 |
新年の祝い。年始の祝賀。 |
寒中見舞 |
小寒の初めから、大寒の終わりまでの間の進物に使われる。 |
御 中 元 |
正月15日を上元、10月15日を下元、
7月15日を中元という佳節として祝う習慣があった。
現在は中元のみが残っている。
地域によっては一ヶ月遅れの8月15日の場合がある。
進物を贈る場合には、その日以前に届ける事。 |
暑中見舞
残暑見舞 |
真夏に親戚や友人などの安否を伺う事。
立秋前は 「 暑中見舞 」、 立秋以降は 「 残暑見舞 」 になる。 |
御 歳 暮 |
歳末の贈り物。 |
快 気 祝 |
病気全快 ( または退院 ) を祝う事。 |
謝 見 舞 |
事情により、 「お見舞い」 のお返しができない場合に使う。 |
御 礼 |
社会秩序を保つ為の 生活規範の総称。 |
内 祝 |
自家の祝事に物品を贈って祝意を表す事。 |
粗 品 |
人に贈る品物の 謙譲語。 |
寸 志
( すんし ) |
粗品と同意。 ただし、 目上の人には使ってはいけない。
「 俺は、お前より偉いんだ。」 と言っている様なので、
粗品がお勧め! |
御 霊 前
(ごれいぜん) |
神、または死者の霊に献げる供物を表す日本語。
よって、宗教、宗旨は問わない ( オールマイティ− )。 |
御 佛 前
(ごぶつぜん) |
仏教 に限定される。
七七日 ( 四十九日 ) 以降の法事に使う。
法事に呼ばれた人が仏(死者)に捧げる品物をこう呼ぶ。 |
志
(こころざし) |
死者への追悼供養。
また、そのしるしとしての贈り物を表す日本語。
よって、宗教、宗旨は問わない ( オールマイティ− )。
一般的には、法事や年忌のお返しとして使われる。 |
偲 草
(しのびぐさ) |
「 志 」 と同じ使い方をする。
神道や、関西で使われる。 |